イクラは美味しい?それとも痛い?
日本でイクラと言えば、思い出すのはお寿司のネタぐらいのものです。
さて、イクラですが、これはロシア語からの借用語です。
でも、イクラの意味はそれだけでなく、奥が深いのです。
икра(イクラ)という単語には、3つの意味があります。
- икра 「魚の卵」 日本で言う「イクラ」は、ロシア語ではкрасная икра(赤いイクラ)。キャビアのことは、чёрная икра(黒いイクラ)といいます。キャビアはチョウザメの卵です。チョウザメにもいろいろあって、大型のチョウザメはбелу́га、中型のチョウザメはосётр、小型のチョウザメはсеврю́гаといいます。チョウザメは乱獲のため激減し、今ではロシアでも高級品になっているようです。
- икра 「野菜を細かくきざんでつくった料理」 瓶詰めの表面にикраと書いてあっても、баклажанная икра とあれば、中身はナスです。баклажан(茄子)。中身を確認して買いたいものですね。
- икра 「ふくらはぎ」 (例文) У меня болят икры. 私はふくらはぎが痛い。икра(イクラー)の複数形икры(イークるィ)になっています。
икра、 面白い単語ですね。
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