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2016年11月17日 (木)

ロシア縦断紀行(第13課)

この第13課でも、ロシア語の勉強と同時に、モスクワの最新情報みたいなものを知ることができるのが良いです。

モスクワに「ユダヤ博物館」なるものができているのですね。もう少し正確に言うと、「ユダヤ博物館と寛容センター」

« Евре́йский музе́й и центр толера́нтности » — но́вая достопримеча́тельность Москвы́.

「ユダヤ博物館と寛容センター」はモスクワの新しい名所だ。

ここには非常に長い単語が出ています。

достопримеча́тельность(ダスタプリメチャッチリナスチ)。

「観光名所」といった意味で、案外よく使用される単語です。

もうひとつ、長い単語の例として出てくるのが、

человеконенави́стничество (チェラベカニナヴィースニッチェストヴァ)

「人間嫌い」という意味です。  

これはまだ例文で出くわしたことのない単語です。これからもあまり出会いたくはありませんが・・・(笑)。こんな単語ばかりだとロシア語嫌いにもなりそうですね(笑)。

古来からあるロシア語独自の単語だけでなく、この課では英語からの借用語も多く出てきます。

例えば、толера́нтность(タレラントノスチ) もそうでしょう。 

толера́нтность  ← tolerance  寛容

この他、本文に出てくる以下の単語も英語からの借用語ですね。

компью́тер  ← computer コンピューター

аудиовизуа́льный  ← audiovisual  オーディオヴィジュアル

форма́т  ← format  フォーマット

четы́ре-дэ ← 4D(フォーディー)

центр  ← center  センター

религио́н  ← religion 宗教

кинотеа́тр  ← theater  映画館・劇場 

техноло́гия  ← technology   技術

диа́спора  ← diaspora   ディアスポラ

экску́рсия  ← excursion  見学・観光

эффе́кт  ← effect   効果

コンピュータや科学技術関係が多いですが、それ以外にもいろいろあるようですね。ただ、アクセントの位置が微妙に変わっている単語が散見されますが。

こんな傾向がどんどん進むと、ロシア語の独自性といったものが浸食されてきそうな気もしますが・・・・。

この課では、文法的には目新しいものは出てきません。ただ、重要な動詞の使い方に注目です。

познако́миться с + 造格 ~について知る。

造格部分が人だったら「知り合いになる」という意味になるし、人以外のモノだったら、本当に「知る」という意味になります。

(例文)
Очень прия́тно с ва́ми познако́миться. お知り合いになれてうれしいです。

Дава́йте познако́мимся.  お近づきになりましょう。

В э́том музе́е мо́жно познако́миться с исто́рией Москвы. この博物館では、モスクワの歴史について知ることができる。

сопровожда́ться + 造格 ~を伴う。

Фильм сопровожда́лся бры́згами воды́, движе́ниями кре́сла. 映画は水しぶきや椅子の動きを伴っていた。

モスクワのユダヤ博物館でも、日本の遊園地にあるような座席に仕掛けのある場所で映画を上映しているようですね。


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ロシア縦断紀行(NHK応用編)    」カテゴリの記事

コメント

おはようさんです。観光名所の単語について、今は、いくつかの単語がつながっているから、なるほどと思えるようになりました。日本語の観光名所も、結局その点同じですね!(^^)!。
「お近づきになりましょう」について、私の知る限りでは、より正確な訳としてこれが正当なのですが、他に相応しい日本語何かないかなあと時々、考えます。もしかして「これからもよろしくお願いします」かな。。。?

Добрый вечер ハシムさん!
今回の講座で気になったのが、単一最上級のновейшийがでてきたことです。単一最上級を学んでから初めて、文章で目にしました。
この単語は規則どうりに作られているのがわかります。
Кстати,ハシムさんはこの講座の文章を音読されますか? 最近は長い単語があり、発音に苦労しています。9課のтелекоммуникационныйに大苦戦しました。

ochayaさん、ご無沙汰していました。
言葉は、文化の違いが背景にあって、完全には翻訳できない部分があるようですね。
言葉と同時に文化の理解もする必要がありそうですね。
私などはその前に基本的なところから学習する必要がありそうで、
単語や連語が即座に出てくるよう、
もっとロシア語に接し続けたいと思ってますが、これがなかなか・・・。

Тадасиさん、こんにちは!
音読の件ですが、小さな声で、あるいは心の中で読んでいる感じですね。
音読や発音は苦手分野で、もっと力を入れる必要があると感じています。
でも、これがなかなか一人では難しいところです。
何か良い対策はないものでしょうかね?

Здравствуйте ハシムさん!
Я Тадаси.
ハシムさんは子音の発音を正確にできますか?
шとщ、лとр、цとч、вとб。これらは音がよく似ていて、発音するときゴチャゴチャになりやすいです。あと、тиとть、сиとсь、лиとльの違いも大事です。それと、ыはきちんと発音できますか? そして発音の規則(アクセントの無いоとеなど)が頭に入っていれば、あとは書いてある通りに音読するだけです。音声のあるテキストだったら、シャドーイングあるのみです。

Здравствуйте Тадаси さん!
発音が苦手です。
先ほど3級合格の記事で書いたところなんです。
上に書いてくださっている発音は、今のところ、まるで我流です。
これからはシャドーイングなどを通じて、
より正確な発音になるよう訓練していきたいと思っています。
でないと、2級合格は無理だと思います。

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