誤植・誤字 その3
「誤植」をロシア語では、опеча́тка と言います。
いっぱいあるから複数形で опеча́тки ですね。
引き続き、以下の本で探しています。
今回は傑作です。面白すぎる発見です。
この本にはところどころに、「使えるロシア語」コーナーというのがあります。
そのなかに 父、母、従兄弟、従姉妹、といった親族関係の言葉が紹介されているコーナーがあります。p.239
そして、甥(おい)、姪(めい)のところです。
姪は、племя́нница と正しく書かれています。
ところが、甥は、ой と書かれているのです。
「おい」という日本語読みをロシア語でой と書いています。
本当は、племя́нник であるはずです。
なぜ、こんな間違いが起こったのか不思議でさえあります。
誤植・誤字のレベルを遙かに超えた、お笑い本になっています。
「使えるロシア語」コーナーじゃなく、
文字通り、「使えないロシア語」コーナーになっています。
おまけ
誤 обши́тельный p.250 → 正 общи́тельный
誤 лю́бящиий p.250 → 正 лю́бящий
誤 рабо́ттает p.252 → 正 рабо́тает
はい、今日も4個みっけ
« 雪が舞う(詩の紹介と試訳) | トップページ | 誤植・誤字 その4 »
「誤植・誤字」カテゴリの記事
- まさかの誤植、発見(2017.11.07)
- 名著なのに日本語が少し変?(2017.09.03)
- 誤字・誤植 その5(2016.12.20)
- 誤植・誤字 その4(2016.12.19)
- 誤植・誤字 その3(2016.12.18)
コメント