副動詞過去
完了体副動詞ともいわれ、英語の分詞構文(havinig ~ed)にあたる。「~してから」
作り方
完了体動詞の過去形から л を取り、そのときの末尾の音によって以下の語尾をつける
末尾が母音の場合 в か вшиをつける(в のほうが現代的とされる)
アクセントの位置は不定形と同じ
末尾が子音の場合 ши をつける
アクセントの位置は男性過去形と同じ
ся動詞の場合 вшись(母音の場合) шись(子音の場合)
例外も多いので注意
идти́に接頭辞をつけてできた完了体動詞は、-ше́дши
例 прийти́ → прише́дши(придя́ のほうが現代的)
不定形が-стиで終わる動詞のうち、非過去形で、д やт が表れるもの дши тши
例 привести́ → приве́дши(приведя́ のほうが現代的)
不完了体動詞のように作る場合
・идти́, нести́, вест́и, везти́ に接頭辞をつけてできた完了体動詞
例 принести́ → принеся́ / принёсши
прийти́ → придя́ / прише́дши
перевести́ → перведя́ / переве́дши
увезти́ → увезя́ / увёзши
・不定形が -ти で終わる動詞
例 расцвести́ → расцветя́ / расцве́тши
・その他の単語
例 уви́деть → уви́дя / уви́дев
услы́шат → услы́ша / услы́шав
二通りが可能ですが、現代では、я/аが多数派とのこと
意味 副動詞の行為が主節の行為に先立って行われる場合に使われる。(これが基本)。
Зако́нчив рабо́ту, мы бу́дем отдыха́ть.
仕事を終えてから、私たちは休むつもりです。
Прочита́в газе́ту, я лёг спать.
新聞を読み終えてから、私は寝ました。
Верну́вшись домо́й, он помотре́л кинофи́льм.
家に帰ってから、彼は映画を見た。
(原因)
Не получи́в отве́та на своё письмо́, я написа́л ему́ опя́ть.
手紙を出したのに返事がもらえなかったので、私は彼にもう一度手紙を書いた。
(譲歩)
Прожи́в до́лго в Москве́, мы всё ещё не о́чень хорошо́ зна́ем э́тот
го́род.
長年モスクワで暮らしてきたけど、私たちはまだこの都市をあまりよく知らない。
(付帯的状況)
Он сиде́л за столо́м, подпере́в го́лову.
彼はほおづえをついて、テーブルに向かって座っていた。
подпира́ть / подпере́ть 支える
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