レーニンの言葉「勉強せよ」
NHKラジオのロシア語講座入門編のテキストを見ていると、こんな表現に出くわしました。
スキットの中での、ひとりの働く女性の発言です。
Ле́нин сказа́л, учи́ться, учи́ться, и ешё раз учи́ться.
レーニンは、勉強、勉強、そしてもう一度勉強せよと言ったわ。
現代のビジネスマンの会話の一コマに、こんな表現が出てきました。
このレーニンの言葉、講師の黒岩幸子先生によると、有名な言葉だそうです。
1920年秋の共産主義青年同盟全ロシア大会でレーニンが述べた言葉だとのことです。
共産主義建設のために若者はしっかり勉強しなさい、ということのようです。
興味を持ったこと
この有名な言葉は、現在の一般のロシア人からどの程度知られているのでしょうか?
ソ連崩壊後、レーニンのこのような言葉がどれぐらいの人々の記憶に残っているのか興味があります。
ロシア語を勉強していると、いきなり、歴史の場面に出くわすことがあります。
そして、思わず、ひょんなことでソ連時代に引き戻されることがよくあります。
そういったことにノスタルジーを感じたりすることもあります。
まさに、
「ソビエト・ノスタルジー」 ностальгия по СССР
ですね。
こういったところが他の言語の学習とは少し違うところかもしれませんね。
文法的には
動詞不定形を命令の意味で使うと、「絶対的な命令」になるので、軍隊などだけで使われるみたいですね。
ハシムの独り言
レーニンは、
共産主義建設のため、
「勉強、勉強、そしてもう一度勉強せよ」
と、人々に熱狂的に呼びかけたのでしょうが、・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
私は、
ロシア語検定2級合格のため、
「勉強、勉強、そしてもう一度勉強せよ」
と、自分自身にこっそり言い聞かせよう(笑)!
レーニンたちが起こしたロシア革命から今年はちょうど100年目にあたります。
レーニンはこんな形で自分の言葉が日本人に利用されようとは思ってもみなかったでしょうね。
« ダウンロードする | トップページ | うきうきルースキー(第17課) »
「名言・ことわざ」カテゴリの記事
- 心は未来に生きている(2024.08.27)
- ツルゲーネフの名言 幸福と健康について(2024.01.19)
- 学びの苦しみと果実(2023.11.05)
- 生きよ!そしてほかの人たちにも生きさせよ!(2023.04.23)
- 元気の出る言葉(2023.04.22)
コメント