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2017年10月19日 (木)

カラマーゾフの兄弟(第5回)

ドストエフスキーの小説は一つの文がとても長いですね。

今回のスキットでは特にそれを感じます。

これはドストエフスキーに限ったことではないのかもしれませんが、

これが生きたロシア語というものなんでしょうかね。

今日のテキストの最初、ひとつの文が8行に渡っています。

こういう場合、たいていは複文なので、

主語、述語だけでなく、接続詞やら挿入語にも注意しながら読んでいく必要がありますね。

今回、特に気になったのが как の使いかたです。

 как 

さまざまな使い方がりますが、今日のスキットでは、少なくとも、以下の4つの使い方を確認できます。

 как = когда  ~の時

 как вспомним про то

   そのことを思い出したら

 как = как только ~するやいなや

 как усмехнётся, так тотчас же в сердце скажет

   笑うやいなや、すぐさま心の中で言うはずです。

 Он как вернулся на родину, так и заболел.

   彼は故郷に戻るやいなや、病気になった。

 как(などの疑問詞) ни +動詞未来形 譲歩(どんなに~だろうと)

 как ни будем мы злы,

   どんなに僕らが意地悪になっても

 Как ни будет трудно, я прочитаю книгу.

   どんなに難しくても、私はこの本を読み上げる。

 Кто ни придёт, говорите, что меня нет дома.

   誰が来ても私は留守だと言ってください。

 как どのように

 как мы хоронили Илюшу

   私たちはイリューシャをどのように埋葬したか

какの使い分け、瞬時にできるようになりたいものです。


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