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2017年11月 3日 (金)

マイナーな動詞

少なくとも基本動詞ではないでしょう。

こんな動詞です。

 подхватывать・подхватить  「唱和する」

NHKラジオ講座テキスト10月号の第7課と第8課に出ていました。

カラマーゾフの言葉に対して子どもたちが唱和する場面です。

第7課

Мы вас любим, мы вас любим, — подхватили и все.

「僕らはあなたが好きです。あなたが好きです。」ほかの皆も声を合わせて言った

第8課

— Вечная память! — подхватили снова мальчики.

永遠に記憶しよう! 少年たちは再びアリョーシャの声に合わせて言った

上の二つの例では「唱和する」といった意味で使われています。

 別の使い方発見

ところが、他の学習書を読んでいるなかで偶然この単語と出くわしました。

全く別の意味です。

 подхватывать・подхватить 「(病気に)かかる」

Он подхватил простуду.

彼は風邪をひいた。

これが出てくるのが、『ロシア語表現力トレーニング』NHK出版P.180

(参考文献)

 

同じ単語が

「声を合わせて言う(唱和する)」と「病気にかかる」という全く別の意味で使われています。

単語の元々の意味から派生したものだと思いますが、覚えにくい単語ですね。

ネイティブなら、とっさにその語感を感じ取れるのでしょうが、今の私にはかなり難しいです。

こういった語彙の蓄積が語学力を伸ばすのだろうと思いますが、なかなか厄介ですね。


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