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2017年12月18日 (月)

巨匠とマルガリータ(4)

 紛らわしい単語

душа́  魂、精神

душе́вный 魂の、精神の

духи́ 香水

души́стый 香りの良い

 馴染みのない形容詞・副詞

ро́бкий びくびくした、小心な、内気な

ро́бко おずおずと、こわごわと、遠慮がちに

 文法的には、否定代名詞・副詞が出てきます。

(以前、まとめたことがあるので、再掲します。)

疑問代名詞・副詞に ни がついてできる否定代名詞・副詞は、не, нетなどと呼応して、否定を強調します。

 例 

никто́  だれも~ない

ничто́  何も~ない

никако́й  どんな~もない

ниче́й だれの~ない

никогда́ 決して、一度も~ない

нигде́ どこにも~ない

никуда́ どこへも~ない

ника́к どうしても~ない

 例文で確かめたほうがわかりやすいです。

Об э́том никто́ не зна́ет. そのことについては誰も知らない。(主格)

Я никого́ не ви́дел. 私は誰にも会わなかった。(否定生格) 

Никому́ не скажи́. 誰にも言うな!(与格)

Ничто́ не могло́ его́ удиви́ть. 何も彼を驚かすことはできなかった。(主格)

Я ничего́ не зна́ю. 私は何も知らない。(否定生格)

Там ничего́ нет. そこには何もない。(否定生格)

Я ничему́ не удивля́юсь. 私は何に対しても驚かない。(与格)

Они́ ниче́м не интересу́ются. 彼らは何に対しても興味がない。(造格)

Никаки́е препя́тствия не остано́вят на́шего движе́ния вперёд.
いかなる障害も我々の運動の前進をとどめることはできない。(複数主格)

У меня́ не́ было никаки́х дурны́х наме́рений.
私には悪気は全然なかった。(否定生格)

Ничьи́ угро́зы нас не испуга́ют.
だれの脅しもわれわれを恐れさせるものではない。(複数主格)

Учи́ться никогда́ не по́здно. 学ぶのに決して遅すぎることはない。

Ле́том я никуда́ не е́здил. 夏には私はどこにも行かなかった。

Её нигде́ нет. 彼女はどこにもいない。

Сне́га уже́ нигде́ не оста́лось. 雪はもうどこにも残っていなかった。

Я в Москве́ никогда́ не́ был.  私は一度もモスクワに行ったことがない。

Он ника́к не мо́жет вы́учить табли́цу умноже́ния.
彼はどうしても九九が覚えられない。

 前置詞がつくときは、ниと疑問詞の間に前置詞が入ります。

Я ни к кому́ не пойду. 私は誰のところにも行かない。

Он ни с кем не разгова́ривал. 彼は誰とも話をしなかった。

Все мои́ уси́лия ни к чему́ не привели́.
私の努力はなんにもならなかった。

Ру́сские ни во что не ве́рят. ロシア人たちは何も信じていない。

Ни о чём не спра́шивай! 何についての質問もするな!

Ни в каки́х словаря́х э́того сло́ва нет.
どんな辞書にもこの単語は載っていない。

Элиста́ не похо́ж ни на како́й друго́й российский го́род.
エリスタは他のロシアの都市のどれにも似ていない。

 угодно の用法(疑問代名詞や疑問副詞とともに使う)

Еду куда угодно. どこへでも行くわ。

идти куда угодно с кем угодно

どこへでも誰とでも行く (この表現は今月号p.102で出てくる表現)

 頭を縦に振る(了解)のか? 頭を横に振る(拒絶)のか?

кивать / кивнуть головой 頭を縦に振る

качать головой 頭を横に振る


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