巨匠とマルガリータ(8)
『巨匠とマルガリータ』の最終回です。
この課でも前課で出てきた仮定法が登場します。
Я хочу, чтобы мне сейчас же, сию секунду, вернули моего любовника, мастера.
私は、今すぐ、この瞬間に、私の愛する人、巨匠を私に返してくださることを望みます。
この文章も、чтобы+過去形で願望を表す仮定法になっています。
この課では、耳慣れない、難しい単語がたくさん出てきます。
例えば、
распахиваться ・ распахнуться 広く開けられる
растрепать 髪の毛などをくしゃくしゃにする、本などをぼろぼろにする
растрёпаный (被形過)くしゃくしゃになった、ぼろぼろになった
исступлённый 極度に興奮した、無我夢中の
простирать・простереть (手を)伸ばす
искажать・ исказить ゆがめる
величественно 壮大に
ничком うつ伏せに
しかし、どこまで覚えたらいいのでしょうね?
ロシア語検定2級合格のためだけなら、ここまで覚えなくてもいいようにも思います。
ただ、文学作品などを読んでいくには、「感じ」で想像できる程度まで親しくしたいですね。
応用編『巨匠とマルガリータ』が終わっての感想
こんな機会でもなければ、絶対に読むことのなかった作品です。
ほんの一部ですが、新しい世界に触れることができました。
こんなことも外国語を学ぶ効用のひとつかもしれませんね。
何歳になっても好奇心を失わずにいたいものです。
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