巨匠とマルガリータ(7)
この課での文法的な重要事項は、願望を表す仮定法です。
私が望むのは、フリーダの枕元にあのハンカチを置かないでいただくことです。
Я хочу, чтобы Фрифе перестали подавать тот платок.
願望を表す仮定法については、以前少しまとめたことがありました。
復習しておきましょう!
2016年12月12日 (月)付けの記事を以下再掲します。
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чтобы(仮定法)
чтобы を使った仮定法については、かなり苦労します。
чтобы の3つの用法についてまとめておきます。
目的 願望 疑念
目的(例文)
Я прие́хал в Японию, что́бы изуча́ть япо́нский язы́к.
私は日本語を学ぶために日本にやってきました。
* 主節と従属節の主語が同じ場合は、動詞不定形を使う。
Он рабо́тает, что́бы она́ могла́ жить.
彼女が生きていけるようにと、彼は働いている。
* 主節と従属節の主語が違う場合は、что́бы 以下は仮定法となっている。
願望(例文)
Я хочу́, что́бы мой сын изуча́л русский язы́к.
私は私の息子がロシア語を学ぶことを願っています。(私は息子にロシア語を学んでもらいたい)
* что́бы 以下は仮定法
* 主節なしのчто́бы節だけで、強い願望を表すことができる。
(命令形の代わりになる)
Что́бы ты чита́л! (Чита́й.)
疑念(例文)
Я не ве́рю, что́бы она́ вы́учила все пра́вила.
私は彼女が規則をすべて覚えたとは信じられない。
信じられるときは、 信じる内容は что以下で表す。
Я ве́рю, что она́ вы́учила все пра́вила.
私は彼女が規則をすべて覚えたと信じている。
Сомни́тельно, что́бы ей понра́вился мой пода́рок.
私の贈り物が彼女に気に入ってもらえたかどうか疑わしい。
疑いがない場合は 信じる内容は что以下で表す。
Я не сомнева́юсь, что ей понра́вился мой пода́рок.
私の贈り物が彼女に気に入ってもらえたのは疑いがない。
(以上、再掲終わり)
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また、この課では基本的で重要な単語が出てきます。
веритьの使い方
верить в+対格 ~(の存在、実在、実現)を信じる
верить +与格 ~を信用する
(例文)
Она верит в мою мощь. 彼女は私の力を信じています。
Мы верим в Бога. 私たちは神を信じている。
Я не верю ему. 私は彼を信用していない。
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