牝牛(第6回)
『牝牛』はソ連時代に書かれた小説です(1938年執筆)。
「コルホーズ」なんていう私が学生時代に習ったような単語が出てきます。
ただ、文学官僚の妨害のため、この作品が世に出るのは、1965年になってからです。
しかし、なぜ、発表禁止になったか、全くその理由がわかりませんね。
文学官僚の臆病さ、愚劣さみたいなものを感じるだけです。
今では、この作品、ロシアの学校の教科書にも取り上げられているとか。
「叫ぶ」もいろいろ
кричать / крикнуть 叫ぶ
вскрикивать / вскрикнуть 急に叫ぶ
вс、вз ・・・・ 「上へ」とか「急激に」といった意味を加える接頭辞
кликать / кликнуть 叫ぶ
крик( 叫び声) という単語はあるが、клик という単語はないみたいですね。
сы́пать 振りかける
現在変化形
сы́плю, сы́плешь, сы́плет, сы́плем, сы́плете, сы́плют
Вася посыпал ломоть хреба солью.
ヴァーシャは一切れのパンに塩をかけた。
посыпа́ть / посы́пать [対格]に[造格]を振りかける
обнимать / обнять 抱く
обнять 変化形
обниму́, обни́мешь, обни́мет, обни́мем, обни́мете, обни́мут
окно「窓」を使った表現
в о́кнах 家の中から窓の外を見て、「窓の外では」の意味
「窓の中で」といった感じもしますが、少し違うみたいですね。
Ещё был серый свет в о́кнах.
窓の外ではまだ光は青かった。
в окно́ 家の中から「窓の外を」、家の外から,窓越しに「家の中を」見る、
両方あり。
Он посмотрел в окно́.
彼は窓の外を見た。
Он посмотрел в окно́ в комнату.
彼は外から窓越しに家の中を見た。
« より良い「卒婚」をめざして | トップページ | 牝牛(第7回) »
コメント