ロシアに関する有名な言葉
NHKラジオ講座の4月号が発売されているので、買ってみました。
入門編は新作です。
講師は秋山真一先生ということで、私にとっては初めてのお名前です。
応用編は八島雅彦先生の再放送となっています。
ぺらぺらめくっていると、入門編と応用編で偶然の一致がありました。
もちろん、それを取り上げる観点は違っているのですが、文章そのものは同じです。
Умом Россию не понять,
Аршином общим не измерить:
У ней особенная стать —
В Россию можно только верить.
この言葉は私も以前に何度か耳にしたことがありました。
偶然一致するぐらいだから、よほど有名なのでしょう。
入門編と応用編では少しだけ日本語訳が違ってます。
入門編の訳(4月号p.16)
知恵でロシアは理解できない
一般的な尺度では測れない
そこには独自の気質があり
ただ信ずることができるのみ
応用編の訳(4月号p.93)
知力でロシアは理解できない。
並の物差しでは測ることができない。
ロシアには独特の姿かたちがあるからだ—。
ロシアはただ信じることができるだけだ。
訳が微妙に違ってくるのは当然でしょうね。
どんな文章でもまるっきり同じ表現になることは珍しいでしょうから。
フョードル・チュッチェフ(Фёдор Иванович Тютчев,1803~1873
)の1866年の言葉ということです。
ところで、
4月からの応用編『ロシア語大好き12の扉』は、3月までの『ロシア文学からの贈り物』シリーズに比べると、かなりやさしく感じます。
これは再放送ということで、私が以前に聞いたことがあるということに加えて、分量も少なめだからです。
『ロシア文学からの贈り物』シリーズは、文学作品の読解で、かなり大変でした。
しかも、19世紀の農業関連の単語などもたくさん出てきて、辞書を調べるのが大変でした。
でも、根気よく読解していく力は少しはついたかなと思います。
4月からの『ロシア語大好き12の扉』は作文力の向上に生かせていけそうです。
例文をまるまる覚えるつもりで、気合いを入れて聞いていこうと思っています。
では、また!
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