ロシア語だけの青春生徒編5章
ソ連からの観光客に通訳アルバイトをしていたときのエピソードも語られます。
名所旧跡案内をしてもあまり熱心に聞いてくれないのだそうです。
そして、黒田さんの個人的なことに興味を示したとのことです。
これについては、旅行好きの私はよくわかります。
外国へ行ったときにその国の普通の人の考え方や感情を知ることで
その国そのものをより実感してわかったような気になるのです。
観光地のことならガイドブックにある程度のことは書いてありますからね。
ガイドは観光地の特色でなく、等身大の自分をあけっぴろげに紹介する・・・・
これ、正解ですね。
あらゆる単語が通訳には必要。
永久凍土や間欠泉といった単語まで出てくる可能性はあるということで、
黒田さんは必死にありとあらゆる単語を覚えていったそうです。
ちなみに、
永久凍土 вечная мерзлота
間欠泉 гейзер
黒田さんは東大の大学院生となりますが、ミールでの学習はやめなかったようです。
ミールで覚える単語は大学院でもお目にかからないようなものもあったようです。
(参考文献)
『ロシア語だけの青春』の構成
プロローグ:東京の真ん中にロシアがあった
第一部 生徒として
第一章 ヘンな高校生の「入門」
第二章 笑えない笑い話との格闘
第三章 一生のバイブルとの出合い
第四章 途中から参加するドラマ
第五章 永久凍土と間欠泉(今日のブログで紹介)
第六章 拝啓、グエン・バン・リン書記長殿
第二部 教師として
第一章 M物産への出張講義
第二章 22の不幸を笑わない
第三章 再びヘンな高校生の登場
第四章 レニングラードからペテルブルクへ
第三部 再び教師として
第一章 突然の閉校
第二章 最後の講師として
エピローグ:他のやり方は知らない
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