ロシア縦断紀行(再)9
今の私のロシア語の実力からすると、応用編がぴったりの感じです。
そこで、週2回の応用編を元にして自分なりに学習していってます。
これが2級受験ための我流の方法です。
果たして成功するのでしょうか?
今回は、第9課(2019年5月9日放送分)について。
признавать(不完了体) признать(完了体)
この単語はまず、変化形・アクセントの位置に注目!
признавать :
признаю́,признаёшь,признаёт,признаём,признаёте,признаю́т
признать :
призна́ю,призна́ешь,призна́ет,
призна́ем,призна́ете,призна́ют
意味
1 в(前)が(対)だとわかる、見分ける、見知る
Я признал в нём старого друга.
私は彼が古い友人だとわかった。
2 認める、承認する
Я признаю́ свою вину.
私は自分の罪を認めます。
3 (対)を(造)/за(対)とみなす
Они признали меня больным / за больного.
彼らは私を病人とみなしました。
ся をつけて признаваться(不完了体) признаться(完了体) となると、その意味は「告白する」、「打ち明ける」となる。
2019年5月9日放送分で出てくる例文が下のもの。
Я призна́лся, что никогда́ не́ был на Украи́не.
僕はウクライナに行ったことがないことを打ち明けた。
別の話題です。
場所を表す前置詞вとнаの使い分けは日本人にとってやっかいな問題ですね。
Предлоги «в» и «на» представляют собой интерсный феномен. 前置詞вとнаは興味深い現象です。
Выбор предлога диктуется конкретным существительным. 前置詞の選択は、具体的な名詞によって示唆される。
(個々の名詞によって決まっているということでしょうか。)
そこで調べてみました。
вを用いる名詞の例
国・都市
Япония, Россия, Москва, Токио, Сибиль,Европа, Азиа など
建造物
дом,больница,комната,школа,университет,зал,
аудитория,гостиница,магазин,банк,музей,посольствоなど
自然環境
степь ステップ пустыня 砂漠 тайга タイガ Арктика 北極地方 など
山岳地帯(複数)
А́льпы アルプス Карпа́ты カルパティア山脈 Пирене́и ピレネー山脈 など
наを用いる名詞の例
一部の国・都市 (島や半島や山がнаなので)
Кавказカフカス Сахалинサハリン Хоккайдо北海道 Кубаキューバ など
一部の建物
по́чта 郵便局 заво́д 工場 фа́брика 工場 ры́нок 市場 ста́нция 駅 вокза́л 駅 остано́вка 停留所 など
表面
пло́щадь 広場 у́лица 通り проспе́кт 大通り балко́н バルコニー стадио́н スタジアム земля́ 大地 сце́на 舞台 など
島・半島など
о́стров 島 полуо́стров 半島 контине́нт 大陸 Камча́тка カムチャッカ など
山岳地帯(単数)
Ура́л ウラル Алта́й アルタイ など
方位
восто́к 東 за́пад 西 юг 南 се́вер 北 など
イベント・行為など
ле́кция 講義 заня́тие 授業 уро́к 授業 конце́рт コンサート экза́мен 試験 собра́ние 集会
ми́тинг ミーティング заседа́ние 会議 рабо́та 仕事 など
参考文献 『これならわかるロシア語文法』 p.278
この本は私にとって基本書のひとつとなっています。
わからないことがあればまずこの本で調べるようにしています。
ところで、ウクライナは вなの? наなの?
従来は на でした。
今でも公的な資料、例えばロシア連邦大統領による法令や指令では на が用いられるようです。
しかし、今ではウクライナに住むロシア語話者のなかには в にすべきという意見が増えてきているようです。
ウクライナが独立国になったからです。
наでは、ウクライナはまだロシアの一部といった感じがするのでしょうかね?
こういった争いを避けるため、в/на Украинеというように、両方書く例も見られるということです。
言葉は時代とともに変わるものなんですね。
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