戦争を「恥」と感じるロシアの新聞ノーバヤ・ガゼータ
ノーバヤ・ガゼータ(新しい新聞)というロシアの新聞があります。
プーチン批判で有名な新聞です。
編集長は2021年にノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏が務めています。
こんな冒頭記事が出ていました。
Мы сегодня рано все собрались в редакции. У нас горе.
私たちは今日早く編集部に集まりました。私たちは悲しんでいます。
Наша страна по приказу президента Путина начала войну с Украиной. И некому остановить войну. Поэтому вместе с горем мы и я испытываем стыд.
私たちの国はプーチン大統領の命令でウクライナとの戦争を始めました。そして、だれも戦争を止める人がいません。そのため私たちは悲しみとともに恥かしさを味わっています。
(参照)ノーバヤ・ガゼータ オンライン版 https://novayagazeta.ru/
ロシア人でも今回のウクライナ侵攻を стыд「恥」と感じている人々もいるようです。
ほんとに、ロシアにとって恥だと思います。
これからはロシア国内での戦争反対の運動に期待したいと思います。
ロシアの大衆運動によってこの戦争をやめさせることができれば、
21世紀のロシア革命として歴史の教科書に載るでしょう。
1917年のロシア革命は第一次世界大戦での反戦運動としても成功したわけですから、
その成功の可能性はありますよね。
私はこれから ノーバヤ・ガゼータ紙 に注目していきたいと思ってます。
ただ、短絡的になってはいけませんね。
プーチンのロシア政府とロシア人一人一人は分けて考える必要があります。
ロシアやロシア人全体を憎んだりしてはダメだと思います。
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