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2022年3月18日 (金)

ロシア語の危機

今回のロシアの蛮行はロシア国家やロシア国民に大きな損害を与えると思いますが、

ロシア語そのものやロシア語学習者にも大きな損害を与えると思います。

端的に言って、

日本におけるロシア語学習者の数はますます減っていくのではないかと思います。

たたでさえそれほど多くはないと思うのに、これ以上減っていくと、

NHKラジオ講座もなくなったりするかもしれませんね。

テレビ講座「ロシアゴスキー」 のほうは、たまたまですが、今季限りでなくなるようですね。

ラジオ講座のほうは引き続き存続するようです。

4月からの応用編は再放送の内容ですが、

その講師である黒岩幸子先生は今回のロシアによるウクライナ侵攻について次のように述べています。

私もほぼ同感なので、長文ですが、掲載させていただきます。

「プーチン大統領はなんということをしてくれたんだ、と怒り心頭です。国内で細ってきているロシア語教育に致命的な打撃になってしまう。もっとも心配なのは、多くの日本人が『プーチンイコールロシア』と考えてしまうことです。戦争状態が収まった後も、『邪悪なロシアと正義の西欧』のようなステレオタイプが広がり、ロシア文化やロシア人を無差別に排斥する短絡的な動きにつながりかねない。『なんでロシア語なんか学ぶんだ』と言われたり、ロシアに留学した人などに攻撃の矛先が向けられたりする危険もあります。ただでさえ、以前から『ロシア語を勉強する人物は政治的に左寄りだ』などと偏見を持たれていましたが、今回はそれにさらなる拍車を掛ける事態だと思います」

ヤフーニュース3月17日(デイリー新潮より転載記事)

 

ともかく、

今回のプーチンの戦争はロシア語学習者やロシア愛好家にも大打撃を与えましたね。

ロシア語学習を一気にやめていく人も一定の割合でいるような気がします。

 

ただ、政府を批判したマリーナ・オフシャンニコワさんはロシアにとどまるようです。

私もロシア語にとどまります。

時の政治家とそこに住む人々や言語とは別に考えたほうがいいです。

プーチンイコールロシアと考えて、その結果、ロシア語やロシア人をさげすむことは戦争する精神と同じレベルです。

 

残念ながら、

これから私が生きている間には、ロシア語がブームになったり脚光を浴びたりすることはないでしょうが、

私はロシア語を捨てたりはしません。

 

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コメント

今回のウクライナ問題で、日本の各地でロシア語を話せる人材が求められています。
ウクライナの人々の受け入れを表明している自治体が、ロシア語通訳者をボランティアとして
登録する動きがすでに始まっています。
東京、京都、大阪、神奈川、埼玉、佐賀などのサイトで、動きが確認できると思います。

対応の遅い日本政府がどの程度動くのか、閉鎖的な日本にどのくらい
ウクライナの人々が来てくださるのかはわかりませんが、
かつてないほど、ロシア語の需要が高まっています。

また、日本に避難されたウクライナの人々が、日本の各地でロシア語を教えてくださる機会もあるかと思います。
私もチェルノブイリ事故の後、日本に避難されたウクライナの方にロシア語を教わりました。
当時の先生の息子さんであるボグダン・パルホメンコさんは、現在、日本語を駆使し、
キエフから日本のマスコミやSNSに貴重な情報発信を続けてくださっています。

ウクライナの人々のために、少しでもお役に立てることを私も毎日考えています。

おおさかさん、はじめまして!
当ブログをご覧くださり、光栄です。

難民の通訳というそんな需要があったんですね。
ただ、私はまだまだ通訳レベルまではいってませんが、
なにかお手伝いできることがあれば、してみたいと思います。

教えたり教えられたりする関係も素晴らしいと思います。
徳島という片田舎にはなかなか来ないかとも思いますが、注目しておきたいと思います。
お知らせ、どうもありがとうございました。

早速のお返事、こちらこそありがとうございます。

徳島でも着々と受け入れの準備が始まっているようですね。
ご活躍を期待しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20220314/8020013890.html

URLのお知らせ、ありがとうございます。

お役に立てるのであれば、協力させていただきたいと思います。
これからもウクライナ情勢に注目していきたいと思ってます。


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