「人、人類」を意味するантропо
昨日、『人新世の資本論』について書きました。
ロシア語では、 «Капитал в эру антропоцена»
ここで注目するのは、その内容ではなく、
本のタイトルにあった антропоце́н という単語についてです。
この単語は日本のどの辞書にも載っていませんでした。
しかし、ロシア語版ヴィキペディアには載っていました。
昨日も書きましたが、もう一度掲載しておきます。
Антропоцен — неформальный термин, обозначающий эпоху с высоким уровнем человеческой активности, воздействующей на дикую природу и играющей существенную роль в экосистеме Земли.
人新世 — 野生の自然に影響を及ぼし地球の生態系のなかで重要な役割を果たしている人間活動が高い水準である時代を意味する非公式な専門用語
⚡
日本の辞書に антропоце́н は載っていませんでしたが、
антропо は載っていました。収録語数26万語を誇る研究社露和辞典です。
それによると、
антропо は「人・人類」を意味します。
それに関連するこんな単語が載っていました。
антрополо́гия 人類学
антропо́лог 人類学者
антропоген 第四紀、人類発生紀
антропогеография 人文地理学
антропофаг 人食い人種
⚡
антропоце́н に近い単語もひとつだけ載っていました。
антропоцентризм 人間中心主義
антропоце́н は антропоцентризм と関係ありそうな気がしますが、
今日はこのへんで、、、、。
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