捨てられるロシア語
ウクライナでは今、ロシア語を捨てる市民が増えているそうです。
昨日付けの日本経済新聞国際面にこんな記事が載っていました。
ウクライナでは1991年の独立後もロシア語が政府機関や学校、メディアでも幅広く使われていた。
しかし、2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後に状況は大きく変わった。
2022年は年初より、ロシア語を日常使うウクライナ市民の割合が19%低下した。
98%が自分をウクライナ人だと認識している。1年前の調査では75%だった。
ウクライナ市民の57%は自分は欧州人だと考えている。1年前は27%だった。
「精神面ではソ連人」と考えているウクライナ人は7パーセント。1年前には21%だった。
2022年9月以降、キーウの学校ではロシア語による教育が禁止された。
ウクライナ人の60%前後がロシアの音楽を聴かなくなった。その割合が過去半年で3倍以上となった。
などなど、、、、、
ウクライナではロシア語が捨てられていっているようです。
ロシア語学習者にとっては、残念なことです。
日本でもロシア語学習者は今後激減するかもしれません。
大学のロシア語講座も減っていくかもしれませんし、
その結果、ロシア語を教える先生も解雇されたり、、、、
どうも明るい未来は見えてきませんね。
ロシア語話者は今後、どんどん減っていきそうです。
学習のモチベーションを保つのも大変になりそうです。
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ご存知でしたか、悲報です。昨日、遅ればせながら、あの同時通訳者、そしてロシア語講座も担当された徳永晴美氏が8月に逝去されたことを知りました。すごく残念です。
ロシア語のテキストを買う時、なんだか妙な気配を感じることが、最近ありました。私自身、会話など皆無で、今後も、このぶんだとなさそう・・・
投稿: お茶屋 | 2022年12月22日 (木) 07時22分
えっ、ほんとうですか?
初めて知りました。
徳永先生がお亡くなりになっていたんですか。
徳永先生のNHK講座、気に入っていました。
ロシア語での日本紹介をテーマとしたものでした。
米原万里先生も若くして亡くなっていますが、
ロシア語関係者が早くおなくなりになるのはとても残念です。
ロシア語をめぐる状況、ますます寂しくなってきそうです。
お茶屋さん、お知らせくださり、ありがとうございました。
投稿: ハシム | 2022年12月22日 (木) 15時47分