略語や固有名詞のわずらわしさ
固有名詞や略語が使われている場合、訳す際に気をつかう必要があります。
Генеральный секретарь кабмина Японии осудил действия палестинских боевиков в качестве «террористических атак»
日本の内閣官房長官はパレスチナの戦闘員の行動を「テロ攻撃」と非難した。
この場合の Генеральный секретарь は官房長官
Генсек кабинета министров Японии вновь осудил атаки со стороны ХАМАС и других палестинских боевиков на Израиль
日本の内閣官房長官はハマスやその他のパレスチナ人戦闘員によるイスラエルの対する攻撃を再び非難した。
この文では、Генеральный секретарь の部分が
Генсек と略語になっています。
また、
ここの кабинет министров が前の文では
略語の кабмин となっています。
Генсек ООН: должна быть разрешена доставка гуманитарной помощи для сектора Газа
国連事務総長:「ガザ地区への人道援助の供給は許可されなければならない」
さらにこの文では
Генсекは官房長官ではなく、事務総長でしょう。
このように時事ロシア語を読む場合、固有名詞をしっかり知っておく必要があります。
これがロシア発のメディアを読む場合、非常に大きな難問となります。
ロシア独自の組織や制度があって、なかなか読み進めることができないのです。
だから、私のこのブログでも
ロシアメディアからよりも日本のNHKニュースが多用されることになります。
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