このブログからずいぶんと遠ざかっていました。
決してロシア語から遠ざかっていたわけではないんです。
ただ、ただでさえ少ないロシア語関係者に向けて発信する意味があるのか?
そんなことを思ったりしました。
でも、
もっと気軽にやればいいと思うようになりました。
私の独り言でいいんです。
blogなんて所詮は自己満足の世界ですから。
そんなわけで
Технологический сбой вызвал глобальный хаос
テクノロジーの不具合が世界的なカオスを引き起こした。
сбой この単語は私にとって初登場かな?
不具合、不調、と言った意味。
Сбой нарушил нормальную работу больниц, приостановил полеты авиации и лишил миллионы людей доступа к электронным устройствам, от которых они зависят.
不具合は病院の通常業務を妨げ、航空便の運航を一時停止させ、数百万人の人々が依存している電子機器へのアクセスを奪った。
【語句】лишать / лишить [対格]から[生格]を奪う
コンピューターのちょっとした不具合で全世界が混乱してしまう世の中のようです。
トランプさんもあと数センチで危なかったようです。
何があっても不思議ではない恐ろしい世界です。
でも、宇宙規模で考える仏教的価値観で生きていくなら、
すべては些細なことのようにも思えてきます。
このところ、お寺巡りや仏教関係の本を読んだりしてます。
読解力をつけるには単語量がどうしても必要になってきます。
文法理解の正確さと単語量が車の両輪だと思います。
単語量を増やすにはいろんな分野の文章を読むことによって鍛えられていくと思います。
今日は、違った感じの文を読んでみたいと思います。
NHK отвечает на вопросы о том, как обеспечить безопасность нашей повседневной жизни. Ежегодно в Японии происходит несколько случаев гибели людей от ядовитых укусов шершней. Эти насекомые становятся более активны и агрессивны летом и осенью. В новой серии выпусков мы поговорим об экологии шершней и расскажем, о чем необходимо помнить, чтобы защититься от их жал.
NHKは私たちの日常生活の安全をどのように守るのかについての質問に答えています。毎年、日本では毒スズメバチに刺されて死亡するケースが数件発生しています。これらの昆虫は夏と秋により活発になり、攻撃的になります。新しいシリーズではスズメバチの生態についてお話しし、彼らの針から身を守るために覚えておかなければならないことについて説明しましょう。
【語句】ここでは多くの未知の単語がでてきました。
ядовитых укусов шершней スズメバチが毒をもって刺すこと
未知の単語の連続です。
この部分を分解していきましょう
яд 毒
ядовитый 毒の、有毒の、毒々しい、どぎつい
укус アクセントは уку́с 噛むこと,刺すこと
укуси́ть 【完了体】噛む、刺す
у́ксус 酢 と間違わないように!
шершень (男性名詞)スズメバチ
насекомое 昆虫
жало (蜂などの)針
気分転換もかねて、違った分野の記事を読むことも大切ですね。
少なくとも1級受験のためには必須でしょう。
私も、最近、山歩きの途中で蜂を見つけることが増えてきました。
トカゲや蛇も出始めています。
わが身を守るためにもこの記事を読んでみましょう。
Vサインにはこんな歴史があったんですね。
«V – Победа!»
Культуролог и антрополог Номура Масакадзу написал об этом жесте статью, которая была опубликована в журнале Chuo-Koron в 1991 году. Он объяснил, что обычай поднимать руку ладонью вперед, со средним и указательным пальцами в виде буквы V появился в Европе во время Второй мировой войны. Этот жест символизировал победу над нацистской Германией и солидарность между союзника
≪V – 勝利!≫
文化学者で人類学者の野村雅一はこの身振りについての論文を書き、それは1991年に雑誌『中央公論』に発表された。彼は中指と人差し指でVの字をつくり手のひらを前にして手を挙げる習慣は第二次世界大戦時にヨーロッパで現れたと説明した。この身振りはナチスドイツに対する勝利と連合国間での連帯を象徴していた。
【語句】
ладонь 手のひら
палец 指
большой палец 親指
указательный палец 人差し指
средний палец 中指
безымянный палец 薬指
мизинец 小指
指の種類を調べてみると、なぜか小指だけが全く違うつくりとなっているようです。
それと、薬指が「無名の指」となっているのも面白いと思いました。
В 1960-х годах демонстранты в США начали использовать этот жест, призывая к миру во время войны во Вьетнаме.
1960年代にアメリカのデモ参加者たちがベトナム戦争のときに平和を訴えてこの身振りを使い始めた。
«Хиппи и антивоенные активисты в США делали этот жест в сторону полицейских. По главной версии, именно тогда и появился знак мира», – говорит Номура.
「アメリカのヒッピーや反戦活動家たちが警察に向かってこの身振りをした。有力な説として、まさにこのときピースサインが登場した。」このように野村は言っている。
・第二次世界大戦でのナチスドイツに対する勝利
・ベトナム戦争での反戦運動
Vサインはこんな出来事と関連していたんですね。
何事にもそれなりの歴史があるようです。
でも、日本でここまで広まったのは何故?
次回に続きます。
暇なときは、NHKラジオ講座のテキストを眺めています。
今日は、3月号巻末の「くらしのロシア語単語帳」を眺めていて、
おやっと思ったことがありました。
броня́ 鎧(よろい)
この単語は私は初めてでしたが、
どこかで見たような気も・・・・・と思っていたところ、やっぱりありました。
бро́ня 予約
アクセントが違いますが、綴りは同じです。
辞書で調べていると、
бро́ня は бронь と同じのようです。
бро́ня=бронь
こうなると、3月8日放送の例文のなかにもでていました。
отменить бронь 予約をキャンセルする
こうして、いろいろとつながってきます。
こんな小さな積み重ねが、きっと語学の学習にとっては、大事なことだと思います。
人道的 гуманитарный という単語が、最近、よく出てきます。
Грузовики с грузами гуманитарной помощи прибыли в сектор Газа
人道援助物資を積んだトラックがガザ地区に到着した。
В ООН выразили удовлетворение в отношении доставки грузов с гуманитарной помощью в сектор Газа
国連でガザ地区への人道援助物資が届けられたことに関して満足が表明された。
ここで注目したのは、「人道援助物資」を意味するこの二つの表現の違いです。
грузами гуманитарной помощи
гуманитарная помощь (人道援助)の生格
грузов с гуманитарной помощью
гуманитарная помощь (人道援助)の(c+)造格
この違いはどう説明されるのでしょうかね?
ロシア語の専門家に聞いてみたいものですが・・・・。
昨日に引き続き、両性名詞について考えます。
NHKテキスト10月号99ページに載ってます。
形容詞からつくられた両性名詞
жадина 欲張り ← жадный 欲張りな、貪欲な
тихоня 内気な人 ← тихий 静かな、おとなしい
злюка 意地悪、怒りんぼ ← злой 悪い、意地の悪い
хитрюга ずるい人 ← хитрый ずるい、狡猾な
動詞からつくられた両性名詞
знайка 物知り ← знать 知る
работяга バリバリ働く人 ← работать 働く
самоучка 独学する人 ← учиться 勉強する
малоежка 小食の人 ← есть 食べる
元となった形容詞や動詞は馴染みのある単語ばかりですが、
そこからできた両性名詞となると、私にとっては初登場です。
ロシア人と話す機会がないわけですから、無理もないことですね。
いつかこんな単語もバリバリ使って、ロシア人と話もしてみたいものです。
ときどき、こんな単語が出てこないようにと願うことがあります。
たとえば、
人質 заложник
По мнению эксперта, вопрос о заложниках является второстепенным по сравнению с наземным наступлением
専門家の意見によると、人質問題は地上攻撃に比べると二次的なものである。
заложник(人質)・・・・私にとって初登場の単語でしょう。
そして、忘れにくい単語となりました。
イスラエルによる地上攻撃が迫っているようです。
人質救出などより地上攻撃が優先されるのでしょうか?
私も2005年にイスラエルに旅行したことがあるので、
とても気になります。
あの紛争、どうにもならないんですかね?
恨みが恨みを生んで、ますます泥沼化しそうで残念です。
また、ここも旅行できる場所じゃなくなりましたね。
世界中で行ける場所がどんどん少なくなっていくようです。
世界の平和度が下がってきているのが心配です。
ロシア・ウクライナ衝突やイスラエル・パレスチナ紛争が
突発的な第三次世界大戦の前哨戦ではありませんように!
固有名詞や略語が使われている場合、訳す際に気をつかう必要があります。
Генеральный секретарь кабмина Японии осудил действия палестинских боевиков в качестве «террористических атак»
日本の内閣官房長官はパレスチナの戦闘員の行動を「テロ攻撃」と非難した。
この場合の Генеральный секретарь は官房長官
Генсек кабинета министров Японии вновь осудил атаки со стороны ХАМАС и других палестинских боевиков на Израиль
日本の内閣官房長官はハマスやその他のパレスチナ人戦闘員によるイスラエルの対する攻撃を再び非難した。
この文では、Генеральный секретарь の部分が
Генсек と略語になっています。
また、
ここの кабинет министров が前の文では
略語の кабмин となっています。
Генсек ООН: должна быть разрешена доставка гуманитарной помощи для сектора Газа
国連事務総長:「ガザ地区への人道援助の供給は許可されなければならない」
さらにこの文では
Генсекは官房長官ではなく、事務総長でしょう。
このように時事ロシア語を読む場合、固有名詞をしっかり知っておく必要があります。
これがロシア発のメディアを読む場合、非常に大きな難問となります。
ロシア独自の組織や制度があって、なかなか読み進めることができないのです。
だから、私のこのブログでも
ロシアメディアからよりも日本のNHKニュースが多用されることになります。
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