新薬師寺、唐招提寺、霊山寺 奈良のお寺巡り②
昨日(2025年5月18日)、奈良のお寺巡り(2回目)に行ってきました。
訪れたお寺は、新薬師寺、唐招提寺、霊山寺
いずれも初めてのお寺でした。
新薬師寺
747年創建
民家の間の細い道を500mほど歩いていく。
光明皇后が聖武天皇の病気平癒を願って建てられる。
創建当初の建物として本堂が今に残る。
本堂の中でこの寺の僧侶からお寺の来歴などの説明を受ける貴重な機会を得た。
本堂内は写真撮影禁止は残念だった。
前回行った喜光寺なんかは「どんどん撮って、SNSで広めてください」と言っていたが、
お寺によって考え方が違うようですね。
写真禁止と言われると、
本堂内の薬師如来像とそれを取り囲む12神像がより値打ちあるもののように思えてくる。
(この本堂内で僧侶よりお話を聞いた)
唐招提寺
759年創建
唐の高僧鑑真が、聖武天皇から新田部親王(天武天皇の皇子)の旧邸を賜り、創建。
ここも金堂内部の写真撮影は禁止だった。これまでにできたお寺は官寺であったが、
唐招提寺は初めての鑑真和尚発願の私寺
(中国からの観光客にも多く出会った)
霊山寺
736年創建
インドからやってきた菩提僊那(ぼだいせんな)により命名される。
この地が釈迦の聖地、霊鷲山(りょうじゅせん)の地形に似ていることから
霊山寺となったという。
菩提僊那の墓も境内の奥まったところにある。
(菩提僊那の墓 ここまで行く人は少ないと思われる)
霊山寺はバラ園があるので、有名、
いままさに真っ盛りであった。
(霊山寺のバラ園)
東大大学院卒という方の案内は、さすが、です。
私が一番印象に残ったのは、仏像とキリスト教の聖像をめぐる対比でした。
キリスト教世界では、726年のビザンツ皇帝による聖像禁止令で
聖像礼拝が禁止される時代が始まりました。
ちょうどそのころ、聖武天皇の時代、日本では仏像がつくられ始めます。
たまたま東西で仏像(聖像)をめぐる違った動きがあったようです。
両者はお互いになんの関係もありませんでしたが、
偶然にも反対の動きがあったことは面白いですね。
その他、物語風に歴史を語る作法は素晴らしいと思いました。
次回も参加したいと思いました。
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