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ロシア文学からの贈り物(応用編)

2017年10月13日 (金)

カラマーゾフの兄弟(第4回)

アリョーシャの演説は続きます。

アリョーシャは、子ども時代の「両親とともに過ごした思い出」が「最高の教育」であると主張します。

これについては、現代にも当てはまっている感じもしますね。

悪事をなそうとする悪い心に歯止めがかかるのは、子ども時代を共に過ごした年老いてしまった親の姿が脳裏に浮かんだときかもしれません。

本文では、こんな感じで述べられています。

pencil 何かしらの良い思い出、そして、特にまだ子ども時代の両親の家にいた頃の思い出ほど、崇高で力強く健康で、その後の人生にとって有益なものはない。

Ничего нет выше, и сильнее, и здоровее, и полезнее впредь для жизни, как хорошее какое-нибудь воспоминание, и особенно вынесенное ешё из детства, из родительского дома.

crown 文法的には

ничего нет ~(比較級) , как (чем)・・・

・・・より~なものはない

(例文)

Ничего нет интереснее, как русская литература.

ロシア文学ほど面白いものはない。


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2017年10月12日 (木)

カラマーゾフの兄弟(第3回)

アリョーシャ・カラマーゾフが少年たちに演説しています。

少年に「小鳩ちゃん」と呼びかけています。

pencil 鳩 го́лубь  → その指小形が голу́бчик 小鳩ちゃん

辞書では「愛しい人」と訳されています。

そして、この場面では、少年を小鳩と呼ぶ理由が述べられています。

Голу́бчики мои, — дайте я вас так назову — голубчиками, потому что вы все очень похожи на них , на этих хорошеньких сизых птичек.

僕の小鳩たちよ —  僕は君たちをそういうふうに小鳩と呼びましょう。なぜなら、君たちは皆、あの可愛らしい青みががかった灰色の小鳥たちととてもよく似ているからです。

heart01 

ドストエフスキーは голубчик(小鳩) という表現が好きだったのでしょうか?

小鳩と呼ぶ場面は『貧しき人々』(1846年発表)でも出てきます。

NHKテキストから離れますが、私はこんな表現に出くわしています。

Варенька, голубчик мой, бесценная моя!

ワーレンカ、私のかけがえのない愛しい人!

これは好きな女性に対する呼びかけの表現として出てきています。

punch

知ったかぶりに書いていますが、

私は『貧しき人々』を原書で読んだわけではありません。

どこに出ていたかというと、

『ロシア語のメール・手紙の書き方』という学習書 p.281 からの孫引きです。

(参考文献)

ちなみに、『貧しき人々』の光文社古典新訳文庫版の翻訳者は、

今回のNHK応用編の講師である安岡治子先生なんですね。

安岡治子先生はドストエフスキーに精通されている先生なんですね。

それでNHK新講座のトップにドストエフスキーが来たのもわかってきました。


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2017年10月 6日 (金)

カラマーゾフの兄弟(第2回)

アリョーシャ・カラマーゾフの「石のそばの演説」が続きます。

pencil 譲歩構文  たとえ・・・でも

疑問詞 + бы + ни + 動詞過去形

что бы там ни случилось そこで何があっても

что бы она ни говорила 彼女が何を言っても

где бы он ни был 彼がどこにいても

annoy

И что бы там ни случилось с нами, потом в жизни, хотя бы мы и двадцать лет потом не встречались, — всё-таки будем помнить о том, как мы хоронили бедного мальчика, в которого прежде бросали камни. (以下略)

そして、その後の人生で僕たちに何が起ころうともたとえ今後僕たちが今後20年間会うことがなくても、それでもやはり、石を投げつけられていたあの可愛そうな少年を僕たちがどうやって埋葬したか、覚えていましょう。

flair

ここで取り上げられているのは、「いじめ」なんですね。

19世紀のロシアでのいじめ。

石を投げつけるという直接的ないじめ。

次回以降も、アリョーシャ・カラマーゾフがそれを諭していく過程が綴られていきます。


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2017年10月 5日 (木)

カラマーゾフの兄弟(第1回)

NHKのラジオ講座(ロシア語)応用編が新作で登場です。

半年間のテーマは、《ロシア文学からの贈り物》

今月は、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の最終部分(エピローグ)を8回にわたって読んでいく予定です。

文豪ドストエフスキーの代表作を原文で読めるようになるとは思ってませんでした。

ちょっと難易度は高そうですが、挑戦してみようと思います。

作品の内容についてというよりも、

ロシア語の学習を中心に、

気づいたことを主観的に書き留めていきます。

pencil カラマーゾフの兄弟 Братья Карамазовы

単数主格 бра́т 

↓ 複数形では語幹が変わるので注意ですね。

複数主格 бра́тья

pencil ゆっくり歩く、のろのろ歩く бродить / брести

移動の動詞のひとつですね。不定動詞・定動詞の区別が重要ですね。

бродить(不定動詞)変化形
брожу́, бро́дишь, бро́дит, бро́дим, бро́дите, бро́дят

брести(定動詞)変化形
бреду́, бредёшь, бредёт, бредём, бредёте, бреду́т

брести 過去変化形
брёл, брела́, брело́, брели́

annoy そのうちに(いつのまにか)みんな静かに小道をゆっくり歩いていた。

Между тем все тихонько брели по тропинке.

こんな風にドストエフスキーは文章を書いてたんだな!

ドストエフスキーを原文で読んでいることに少しだけ感動しています。

私の学生時代よりも少し進歩したのではないのかな?(自己満足!)

pencil 所有形容詞(物主形容詞)・・・・人間を示す-а, -я終わりの名詞の最後の-а, -яを取り除き、代わりに、-инをつけてつくる

Илюша イリューシャ  → Илюшин イリューシャの

папа パパ → папин  パパの

Аня アーニャ → Анин アーニャの


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