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ロシア最新事情

2023年9月10日 (日)

仮想通貨とロシア

仮想通貨(暗号資産)を通してロシア人は現金引き出しをしている模様です。

ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」の記事より

Binance и другие криптоплощадки ужесточили ограничения для россиян. Но выводить деньги из России с помощью криптовалюты ведь все еще можно?

バイナンスやそのほかの仮想通貨取引所はロシア人に対する規制を厳格化した。しかし、仮想通貨でロシアから現金を引き出すことはまだ可能でしょうか?

【語句】

криптовалюта 仮想通貨

Крупнейшие мировые криптоплощадки во главе с биржей Binance продолжают ужесточать правила для российских клиентов. Причина — давление США и других стран Запада, которые подозревают криптокомпании в обходе санкций и помощи в незаконном выводе средств из России. Впрочем, многие операции на этих площадках россиянам все же еще доступны,

バイナンス取引所を筆頭とする世界最大の仮想通貨取引所はロシア人顧客に対する規則を厳格化し続けている。その原因はアメリカ合衆国とその他の西側諸国の圧力であり、これらの国は、仮想通貨事業者が制裁を回避して、ロシアからの資金の不法引き出しを手助けしていると疑っている。しかし、これらの取引所ではいまだにロシア人にとって多くの取引が可能である。

 

ロシア・ルーブルの対する信頼感はいかばかりでしょう?

自国の通貨ルーブルよりも仮想通貨が信用されてるんでしょうか?

さまざまなことが現在進行中のようです。

世の中の動きから目を避けることなく、

関心を持ち続けていこうと思います。

 

 

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2022年4月 8日 (金)

ノーバヤ・ガゼータ編集長、列車内で襲われる

今日のノーバヤ・ガゼータ紙のトップページです。

На главреда «Новой», лауреата Нобелевской премии мира Дмитрия Муратова напал неизвестный
Инцидент произошел в купе поезда на Казанском вокзале в Москве. Муратов получил травму глаз.

ノーバヤ・ガゼータ紙の編集長、ノーベル平和賞受賞者であるドミトリー・ムラトフが見知らぬ人に襲われた。事件はモスクワのカザン駅で列車のコンパートメントで起こった。ムラトフ氏は目に怪我をした。

 

コンパートメント内の写真付きの記事が出ています。

命に別条がなかったのが幸いです。

これまでに何人かのノーバヤ・ガゼータ紙の記者が正体不明の者によって殺害されていますので、

もしやと思ったのですが。

しかし、ロシアのジャーナリストは命がけなんですね。

 

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2022年3月29日 (火)

ノーバヤ・ガゼータ紙 一時休刊

本日付けのノーバヤ・ガゼータ紙トップページにこんな記事が出ています。

 

Мы приостанавливаем работу
Заявление редакции «Новой газеты»

私たちは仕事を一時停止します。

「ノーバヤ・ガゼータ」編集部の声明

 

Мы получили еще одно предупреждение Роскомнадзора.

После этого мы приостанавливаем выпуск газеты на сайте, в сетях и на бумаге — до окончания «специальной операции на территории Украины».

С уважением, редакция «Новой газеты»

私たちはРоскомнадзорのもうひとつの警告を受け取りました。

この後、「ウクライナ領土での特別作戦」が終わるまで、私たちはウェブサイト、SNS、紙での新聞の発行を一時停止します。

敬意をこめて 「ノーバヤ・ガゼータ」編集部

 

Роскомнадзор なるものについては Викисловарь で調べてみると、次の説明がでてきました。

федеральный орган исполнительной власти России, осуществляющий надзор в сфере связи, информационных технологий и массовых коммуникаций

通信、情報技術、マスコミ分野での監視を行うロシア連邦行政機関

 

ロシア国内では言論統制がますます進められていくようです。

そんななか、今朝の日本の新聞で紹介されてましたが、

ロシア政府系の全ロシア世論調査センターによるプーチン氏信任率は

侵攻前の2月20日に67.2パーセントだったものが、

侵攻後の3月20日には80.6パーセントに上がっているとか。

 

こんな情報に接すると、ロシアは世界からどんどん隔離されていっているように感じます。

こういったことが、ロシア人の「ゾンビ化」なのかもしれません。

 

「ゾンビ化」については、テレビに乱入し反戦を訴えたオフシャンニコワさんが言っていましたね。

彼女の発言については、当ブログ3月19日付の記事をご覧ください。

 

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2022年3月19日 (土)

マリーナ・オフシャンニコワの訴え

マリーナ・オフシャンニコワさんは、ロシアのテレビニュース番組に乱入し、戦争反対を訴えた勇気ある女性です。

乱入前に自分のSNSに次のような文を書いていました。

ここにその全文を紹介しておきます。

ロシア語中級者でも読める、わかりやすいロシア語で書かれています。

 

"То, что сейчас происходит на Украине - это преступление. И Россия - страна-агрессор. И ответственность за это преступление лежит только на совести одного человека. И этот человек - Владимир Путин. Мой отец - украинец, моя мать - русская. И они никогда не были врагами. И это ожерелье на моей шее (в цветах российского и украинского флагов) - символ того, что Россия должна немедленно остановить братоубийственную войну и наши братские народы еще смогут примириться.

К сожалению, последние годы я работала на Первом канале, занимаясь кремлевской пропагандой, и мне сейчас очень стыдно за это. Стыдно за то, что позволяла говорить ложь с экрана телевизора. Стыдно за то, что позволяла зомбировать русских людей. Мы промолчали в 2014 году, когда все это только начиналось. Мы не вышли на митинги, когда Кремль отравил Навального. Мы просто безмолвно наблюдали за этим античеловеческим режимом. И сейчас от нас отвернулся весь мир. И еще десять поколений наших потомков не отмоются от позора этой братоубийственной войны

Мы, русские люди - думающие и умные. Только в наших силах остановить это безумие. Выходите на митинги, ничего не бойтесь, они не могут пересажать нас всех".

 

一段落目

今ウクライナで起こっていること ー これは犯罪です。そして、ロシアは侵略国です。この犯罪の責任はひとえに一人の人物の良心のうえにあります。この人物とはヴラディーミル・プーチンです。私の父はウクライナ人です。私の母はロシア人です。そして彼らは決して敵同士ではありませんでした。私の首にかかっているこのネックレス(ロシアとウクライナの国旗の色をしています)は、ロシアは兄弟殺しの戦争をすぐにやめるべきであり、私たち兄弟民族がまだ和解できるというシンボルです。

 

二段落目

残念ながら、近年私はクレムリンのプロパガンダに従事しながら、第一チャンネルで働いてきました。そして私は今このことをとても恥じています。テレビの画面から嘘を言うのを許してきたから恥ずかしいのです。ロシアの人々をゾンビ化することを許してきたから恥ずかしいのです。このすべてが始まったばかりの2014年に私たちは黙り通してきました。クレムリンがナヴァリヌイ氏を毒殺しようとしたとき私たちは抗議集会に出て行きませんでした。私たちは単にこの反人間的体制を無言で観察していただけです。そして今、全世界が私たちに背を向けています。私たちの子孫の10世代までもがこの兄弟殺しの戦争の恥辱から洗い清められることはないでしょう。

 

三段落目

私たちロシア人は考えているし、賢明です。この狂気を止めるのは私たちの力のなかにしかありません。抗議集会に出て行ってください。何も怖がらないでください。彼らは私たち全員を拘束はできません。

 

【語句・表現】この全文の中で初めての語句・表現は次のことでした。

зомбировать ゾンビ化する 「ロシアの人々をゾンビ化する」とは興味深い表現ですね。 

пересажать 研究社露和辞典では、「たくさん植える、次々着席させる」とでてきます。

これによく似た単語として、

пересаживать / пересадить があります。「別々の場所に移す」といった意味。

 この場合のпересажатьは、「拘束する」といった意味になるのでしょうかね。

 

マリーナさんにとっては、プーチンのとった行動は

стыдно 恥ずかしい

позор 恥辱

なんですね。

これから10世代にわたって恥辱を洗い清められないなんて、プーチンはなんとも罪深いことをやったものです。

 

 

マリーナ・オフシャンニコワがテレビニュース番組で掲げたポスターをもう一度あげておきます。

 

No War 戦争反対

Остановите войну, 戦争をやめてください

не верьте пропаганде,  プロパガンダを信じないでください

здесь вам врут. ここであなたたちはだまされている

Russians against war 戦争に反対するロシア人

 

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2022年3月15日 (火)

テレビ番組に乱入した女性スタッフ

ロシアの国営放送の夜のニュース番組に突然現れた女性。

プラカードを両手で持ってましたね。

大きく 「NO WAR」と書かれた下にこんなロシア語が書かれていました。

 

остановите войну 戦争をやめてください

не верьте пропаганде プロパガンダを信じないでください

здесь вам врут ここであなたたちはだまされている。

 

しかし、勇気ある行動でしたね。

アナウンサーも平然とニュースを読み続けていました。

普通なら、びっくりするとおもうのですが・・・。

ひょっとすると、共犯(いや共同行動)かもと思いましたが・・・。

ともかく、彼女や彼女の家族たちが今後も無事に過ごせることを祈っています。

 

そして、

ロシアの軍事行動とは別にロシア人個人個人を見ていきたいと思いますね。

どこの国にもいい人も悪い人もいると思います。

今回のプーチンの軍事作戦によってロシア全体に対する反ロシア感情にならないよう心掛けたいと思います。

 

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2022年3月11日 (金)

ベトナム戦争になぞらえるノーバヤ・ガゼータ紙記者

今日のノーバヤ・ガゼータ紙にこんな記事を見つけました。

 

ブリュッセル滞在のノーバヤ・ガゼータ紙通信員Александр Минеевアレクサンドル・ミネーエフという人物が以下の記事を書いています。

ロシアのウクライナ戦争をアメリカのベトナム戦争になぞらえています。

 

Вьетнамские флешбэки
Воспоминания о войне спустя полвека на фоне «спецоперации»

ベトナムのフラッシュバック

「特別作戦」を背景とする半世紀後の戦争の記憶

 

Даже небольшая страна, народ которой борется за независимость и свободу и сознает это, может победить мощную державу. Эта плакатная речовка отпечаталась в моей памяти пятьдесят лет назад во Вьетнаме. 1972 год был моментом истины во вьетнамской войне Америки. Технологическая и финансовая мощь оказалась бессильной перед мотивацией слабого. К тому же на фоне широкой международной симпатии к нему.

国民が独立と自由を求めて戦い、それを自覚しているなら、小さな国でさえ大国を打ち負かすことができる。このプラカードの叫び声は50年前のベトナムで私の記憶に刻印された。1972年はベトナム戦争におけるアメリカの真実の瞬間でした。テクノロジーと財政力は弱者のモチベーションの前では無力だったのです。さらに、弱者(ベトナムのこと)への幅広い国際的シンパシーを背景としているのでなおさらです。

 

アメリカのベトナム戦争

ロシアのウクライナ戦争

 

ロシアも泥沼に入り込みそうですね。

長引けば長引くほど、双方に犠牲者が増え、憎しみが大きくなるばかりだと思います。

 

この筆者も言うように、

大義、国際世論、この二つで勝敗は決定しそうです。

ということは、もう勝負は決まってますね。

 

ただひとつ心配なのは、たった一人の指導者の精神が異常をきたさないか、です。

核兵器云々といった言葉は恐ろしすぎます。

 

ともかく、犠牲者ができるだけ少数で終わりますようにという願いしかありません。

 

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2019年8月16日 (金)

重大な間違い

ロシアのお金事情について昨日書きました。

そのなかで重大な間違いがあったので訂正しておきます。

そこでは、

1円は1.6ルーブリ程度と書きました。

これは間違いです。

正確には、

1ルーブリは1.6円程度

です。

ただ、これはFXなどの相場です。

旅行などの際に銀行で両替するときには

「1ルーブリは1.9円程度」となっています。

こんな間違いをするようでは、やはり、

ルーブリはドルなどに比べて圧倒的になじみがないようです。

 

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2019年8月14日 (水)

ロシアの苦しいお金事情

ロシア人のお金事情について気になる記事を読みました。

ロシア人の所得状況は厳しいようです。

まず、

「ロシア政府が定める必要最低限の生活費」というのがあるようです。

それは、

「国内平均で月1万753ルーブル=約1万7千円」とのことです。

この計算では、

1円は1.6ルーブル程度のようですね。(誤)

(1ルーブルは1.6円です)(正)

随分と円高ルーブル安が進んでいるような気がします。

必要最低限の生活費を下回る収入で暮らす貧困層が06年以来初めて2千万人を超え、人口の約14%に達した

さらに、

実質所得は2017年まで4年連続で減った。18年はほぼ横ばいだったが、19年に入り再び減少に転じた

そんなことも関係してか、

個人向けローンが急増しているとのことです。

「個人向けローンを借り入れている家庭の3分の1で、返済額が月収の6割を超えている」とか!

クドリン会計検査院長は「(市民の不満が)爆発する可能性がある」と警鐘を鳴らした。

プーチン政権の支持率は19年に始まった年金支給年齢の引き上げも響き、

この1年間で一時20ポイント近く低下しています。

(以上、日本経済新聞2019年8月14日付け記事より)

盤石と見られていたプーチンさんもかなり厳しい局面を迎えているようです。

地方選挙への立候補をめぐっても、対立が起こっています。

今後どうなるのか注目していきたいと思います。

 

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